こんにちは、今回は課題で出たテーマに沿った記事です。
テーマ「似ているお菓子のパッケージの比較」
このテーマに合わせて私が比較のため選んだのは、LOTTEのチョコパイと森永のガトーショコラです。
このふたつを選んだ理由は、商品が似ていて比較しやすいと思ったからです。(購入場所:ドンキホーテ)
下の写真のように箱を並べてみると、箱の大きさが同じであることがわかります。
類似点と相違点を見ていきます。
類似点:商品のイメージ画像
最も類似していると思ったのは商品のイメージ画像です。どちらも断面の見える状態の商品に上からたっぷりとチョコレートがかかっている様子を大きく載せています。また、箱の蓋の部分などの寸法も目視ではほとんど一緒であることがわかります。どちらもイメージ画像を商品名のロゴに負けない大きさであしらっており、インパクトがあります。ファミリーパックのお菓子に比べると内容量が少ないという点を補うための一つで満足感があるというような演出でしょうか。商品を大きく見せていることを示す注意書きが小さく隅に配置してあるのも面白いです。
配色にも特徴があります。割合こそ違うものの、チョコレートらしい茶色にゴールド、白を使用している点が一致しています。値段相応の上品なイメージに仕上がっていていいデザインです。
他のお菓子に比べて少し値がはるものでも納得して購入できるという時、パッケージデザインが大きく貢献しているように思います。
相違点:ロゴ等の配置
大きな違いは、メーカーのロゴの配置や商品名のロゴの配置が異なります。ロッテのチョコパイのパッケージには、類似商品の中で最も売れていることを示すNo. 1の表記が目につく位置に配置されていて、メーカーロゴは比較的目立たないデザインになっています。商品自体やイメージ画像、使っている色が似ているにも関わらず、それぞれの色の割合や配置でしっかりと差がついていることがわかります。一方、森永のガトーショコラは食感や味わいを表す文言が多いことや背景がたっぷりのチョコレートになっていることから商品の味のイメージが視覚的に伝わってきて、こちらの方が味が想像しやすいパッケージだなと感じました。
箱の中身も比較してみました。
箱の形状はよく似ていますが、蓋の裏に違いが大きく現れていました。
森永のガトーショコラは、商品のこだわりを載せているのに対してLOTTEのチョコパイは「チョコパイアニマルクラフト」の作り方と題し、食べ終わった後のパッケージを工作に使えるというアピールをしています。
なんと、通常ではあまりみることのない裏面に、クラフトのためのデザインが印刷されていてるのです。こちらがその裏面です。
食べて終わり、ではなくその後にパッケージを使って工作ができる遊び心があって優れたデザインです。
このようなスペースの使い方から商品に込めた思いを感じられて面白いですね。すでに広く浸透している商品であることから、商品の説明的なものを極力省いて空いたスペースを有効活用しているのでしょうか。歴史がありすでに多くの方の生活に定着している商品だからこそ実現できるのかな、とかお子さんのいる家庭をターゲットにしているのかな、など色々なことを考えるきっかけになりました。
もし自分がパッケージなどを作る機会があれば、このようなパッケージを工夫して商品価値を高めるというアイデアを見習って制作したいです。
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